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2013年10月3日木曜日

熊本にしかない!「お味噌」の神様

熊本市中央区にある本村神社は「味噌天神」と呼ばれます。その名のとおり「お味噌の神様」を祭っていて、今年で創建1,300年になる歴史ある神社です。

その由緒は、和銅6年(713年)に疫病が流行した際、平癒を祈願して「御祖天神(おんそあまのかみ)」を祭ったことが始まりとされています。その後、近くに国分寺のみそ蔵が建てられたのですが、ユニークな伝説が残っています。

ある時、みそを大量に腐らせてしまった国分寺の僧侶が、御祖天神に一心にお願いすると、「境内の笹をみそ桶に立てなさい」というお告げがありました。さっそく試したところ、不思議なことに、たちまち元のおいしいみそに戻ったそうです。こうして、いつしか「味噌天神」と呼ばれるようになったそうです。

毎年10月25日には、みそに感謝する「味噌天神秋季例大祭」が開催されます。参拝者には、熊本特産の麦みその配布やみそ汁の試食などが行われ、大変なにぎわいを見せます。

日本で唯一とされる「お味噌の神様」に、日頃の感謝を伝えてみては?


■味噌天神秋季例大祭

日時:平成25年10月25日(金) 11:00~
場所:味噌天神(熊本市中央区大江本町7-1)

※みその配布は400名限定。例年、早い時間から長い列ができます。