これは、池の近くに建つ印鑰神社(いんにゃくじんじゃ)に伝わる神事。その昔、この神社の祭神である蘇我石川宿祢(そがのいしかわのすくね)がこの地を訪れた時に、若者たちが鏡ヶ池に氷を割って裸で飛び込み、フナを手でつかまえて献上したことが由来とされています。
祭りの日は、締め込み姿の男たちが次々と池に飛び込み、どろんこになってフナを追いかけ、つかまえたフナを祭壇にお供えします。時おり、男たちが泥やフナを見物人に向かって投げつけ、にぎやかな歓声がわきおこります。この泥がかかると、その年は無病息災になるのだとか。珍しいお祭りをぜひご覧ください。
■印鑰神社春季大祭「鮒取り神事」
日時:平成26年4月7日(月) 15時開始予定
場所:鏡ヶ池公園(八代市鏡町上鏡)